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■ 職場事例051
50代の男性。A地方本部に籍があるが、顧客先に数名で常駐している。常駐しているため、毎月の残業時間は恒常的に60時間前後であった。そして、面談のときに、勤怠上に出てこない時間として、毎週土日に行っている休日出勤が50時間弱存在することが分かった。基礎疾患としては、4剤内服している高血圧があり、エコーで、頚部血管、心大血管に動脈硬化性の変化を認めている。飲酒は1日4合、喫煙は40本。時々、右半身がしびれること、胸部に圧迫感があるとのことであった。顧客先に一人で常駐しているため、なかなか職場から抜けられないとの理由から、長時間残業面談の対象者に上がるものの、面談は行えていなかった。しかし、健診結果等から、もし、その社員が脳血管疾患を起こした場合には、訴訟問題に発展する可能性もあるとの判断から、総務と何度も協議し、やっと面談に来てもらえるようになった。そこで、自覚症状のことや土日の休日出勤があると言うことが判明した。定期受診はできており、内服もしっかり行えているようである。しかし、大血管のフォローが全くなされていないため、主治医に紹介状を作成した。このような、ハイリスク社員をピックアップし、定期的にフォローすることにつなげることができた。