事例No53

事例No53 (Ko3)

■ タイトル
受診勧奨に苦労したが、治療開始後は治療を継続し、順調に復職した事例
■ 性別
男性
■ 生年月日
1965年生
■ 事例化した年齢
40
■ 職種
施設管理、事務作業
■ 職種コード
事務職
■ 業務歴
■ 飲酒歴
飲酒頻度
6回/週
日本酒換算
2合
飲酒期間
24年間
■ ウイルス以外で肝障害の程度を増悪させた要因
  • 不明
■ 病状
慢性肝炎
■ ウイルスの種類
C型肝炎ウイルス
■ 産業医がこの事例を知った経緯
本人が40歳の時、2005年に結核に感染し、その時入院先でHCV抗体陽性といわれていた、その後放置されていたが、本人から相談を受けた。
■ 本人が感染を知った経緯
2005年に本人が結核に感染し、入院時の検査でHCV抗体陽性で告知された。
■ 就業上の措置内容
職場復帰してから1カ月間、時間外勤務禁止、出張禁止の就業制限をかけた。
■ 主治医との連絡
1カ月以上会社を休んだ場合、主治医に当社様式の主治医の意見書を書いていただいている。それに現症、就業上の配慮などを記入してもらっている。
■ 上司・人事との連絡
1カ月以上会社を休んだ場合に、復職面談を実施している。その際に本人、上司、人事、産業医(ケースによっては産業看護職同席)の4者面談を実施している。そこで就業可能かどうか、就業上の配慮が必要かどうかを検討し、必要時に就業制限をかけている。
このケースの場合、治療が継続された中での復帰だったため、本人の同意のもと、状況を説明し、復帰後1カ月は就業制限をかけることとした。
■ 措置後の経過
HCV抗体陽性で治療が必要であることを説明し、2007年夏から受診勧奨していたが、2008年からやっとインターフェロン治療を開始した。その間、副作用がひどく一時入院し治療を受けた。退院後、職場復帰してから1カ月間、時間外勤務禁止、出張禁止の就業制限をかけた。産業医が月1回面談を実施し、体調確認、治療状況の確認を行った。
復帰後1カ月以内に治療が終了し、体調も安定したため復帰後1カ月で就業制限を解除した。
■ 事例への対応を振り返って
前任産業医が留学してしまい、その間2年間、専属産業医がいない状態だった。そのためHCV抗体が陽性だと分かってから2年間、適切な治療を受けさせないまま経過してしまった。本人の理解も良くなく、治療につなげるまでは大変だったが、治療開始後は中断せず治療が終了し、HCV抗体陰性になった。
■ 事業所の職種
情報通信業
■ 労働者数
1,000名以上
■ 産業医の基本属性
専属産業医
■ 診療業務の有無
あり