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【面接指導体制 】
■ C事業所における面接指導体制

・過重労働の定義
(1)前月の時間外労働が3か月連続で45H以上(≒3か月累計135H以上)
(2)前月の時間外労働が80H/月以上(夏季7~8月・冬季期間12~2月は50H/月以上)
(3)休日出勤が月4日以上 
(4)深夜残業が月10H以上 
(5)現地作業者については、一律80H/月以上の者(夏季・冬季期間は50H/月以上)有害要因にばく露しているかどうかでは区別していない。

・労働時間の把握
(1) 各労働者が毎日退社時間をパソコンから入力 (2) パソコン入力された時間を翌日所属長が承認 (3) 月初めには前月の時間外労働時間が算出され、上記基準に該当する長時間残業者が選出される。 (4) 面談対象者データが健康管理部門に送付され、産業医が把握する。なお、パソコン入力した時間とパソコンの電源を切った時間の差が1時間以上ある場合には、勤労課からのチェック(何故ずれがあるのか?)が入り、理由を申請しなければならないシステムとなっている。

・労働時間以外の過重性の評価
所属長や本人からの依頼により長時間残業者以外も面談の対象としている。

・過重労働者の面接対象者
保健師が全員面談を実施し、対応が必要と考えられる者に産業医面談実施としている。また、現地作業者については、問診表を用い、自覚症状調査し、必要に応じ現地に電話で本人と話をすることで状態を確認するようにしている。

・過重労働者の面接への呼び出し


・過重労働者の面接体制


・面接時の問診内容
自覚症状の変化はないか(身体的・精神的) 睡眠時間、休日の過ごし方、年休取得状況、通勤時間(通勤手段)、家族の有無健康診断結果のフォロー状況、治療中の疾病の有無心血管系リスクの有無(HT、HL、DM、肥満、家族歴)うつ病スクリーニング(M.I.N.I.)具体的業務内容について:残業超過の原因、負荷が集中していないか、業務に対するモチベーション、同僚や上司のサポート体制、トラブル対応時の周囲のサポート 等今後の見通し

・面接時の診察・検査内容
必ず実施する内容:血圧測定、体重測定時に追加する内容:採血検査・採尿検査(病院への紹介状作成)

・面談記録の保管、取扱い
保健師面談記録は、一覧表にし、産業医面談記録は各個人毎に作成している個人票に記載し保管している。

・健康診断との関係
当所では健康診断が誕生日月健診としているため、たまたま誕生日月健診と超過残業者面談時期が重なった場合には、同時に実施したこととして処理している。